遠野日記
日本が誇る伝統のお酒「日本酒」の歴史や特徴・種類をご紹介!
お酒にはワインやビールなどさまざまな種類がありますが、なんといっても日本が誇る伝統的なお酒といえば「日本酒」です。普段から嗜まれているという方も多いかと思いますが、その歴史や特徴についてご存じないという方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、日本酒の歴史や特徴、豊富な種類の違いについてご紹介いたします。ぜひ参考にしてください。
日本酒の歴史
日本で誕生したお酒としては、起源は縄文時代の中期ごろといわれています。諸説はありますが、そのころにお酒が製造されていた痕跡が残されているのです。それから時を経て、稲作が盛んになりはじめた弥生時代より、日本酒の原型が誕生したのでした。
日本酒の原材料として欠かすことができないのは、お米です。稲作が盛んになるにつれて、お米を使用したお酒として日本酒が作られるようになったというわけです。奈良時代に入ると、米麹を使った醸造法が確立されます。そこから細かな進化を遂げていき、現代の日本酒の状態へと発展していったのでした。
日本酒は、単なるお酒というだけではありません。日本では、古くから神聖なものという側面も重んじられてきています。神社のお祭りではお供え物として捧げられていたり、神話の中で八岐大蛇(やまたのおろち)を倒すためにスサノオノミコトが作らせた「八塩折之酒(やしおりのさけ)」が登場したりもしています。単純の酔うための飲み物というわけではなく、神様と私達をつなぐアイテムとしての役割も担っていることを、忘れてはいけないでしょう。
日本酒の特徴
大前提として「国内の原材料を使用して国内で製造されている」ことが日本酒の定義となります。同じ製法であったとしても、定義に当てはまらない場合には、それは日本酒ではなく、清酒という扱いになります。そんな日本酒の特徴としては、以下が挙げられます。
香り
日本酒を楽しむ上でも見逃せない部分として、「香り」があります。穀物の旨味を感じさせる香りを「ふくよか」と表現し、甘味に関してはバナナやライチなど果実を用いて「フルーティ」と表現します。
お猪口などに注がれた状態で感じるものだけでなく、口に含んだ瞬間に鼻を突き抜ける香りもあれば、飲み込んだあとに感じるものもあります。香りによって感じる印象は大きく変化しますので、香りに注目してみることで新たな発見もあるでしょう。
味
味も重要な日本酒の特徴です。スッキリやさっぱりなど、似たような表現をすることがありますが、似て非なるものとなります。スッキリの場合には淡麗な味わいのときに用いられ、後味が残らず料理などと組み合わせやすいでしょう。さっぱりの場合には、切れ味はスッキリほどでないものの、後味を引かない締まった味わいであるときに用いられます。
日本酒の種類
日本酒には、いくつかの種類が存在しています。違いが生まれるポイントとしては、使用される醸造アルコールの割合が挙げられます。それに加えて精米歩合という、使用されるお米の割合によっても種類が変わっていくのです。具体的には、以下のような種類にわかれます。
純米大吟醸酒
純米大吟醸酒は、50%以下の精米歩合で作られる日本酒です。お米がもつ甘さがしっかりと引き出されており、口当たりが柔らかいというのが特徴です。そのおいしさの秘訣は、極限まで磨き抜かれたお米にあります。
純米吟醸酒
純米吟醸酒は、精米歩合が60%以下の日本酒のことを指します。純米大吟醸酒との違いは、精米歩合の割合です。純米大吟醸酒と比べると精米歩合が低いため、グレードが低いと感じる方もいらっしゃるでしょう。しかし、そこに品質の優劣はなく、精米歩合の違いによって、生まれる香りや味わいが楽しむポイントとなるのです。
特別本醸造酒
特別本醸造酒は、精米歩合が60%以下、あるいは特別な製造方法によって作られた日本酒です。水や米麹などに加えて醸造アルコールが使用されているため、吟醸酒とはまた異なる味わいを生み出しています。味わいが軽やかで、香り高いというのが特徴です。
本醸造酒
本醸造酒は、精米歩合が70%以下で作られる日本酒です。使用される醸造アルコールの量が白米の重量に対して、10%を超えないように決められています。日本酒の中でも、スタンダードとされているタイプです。常温をはじめ、熱燗など温度に限らず味わうことが可能という点が特徴となります。
まとめ
日本酒には確かな歴史が存在していますので、それを理解した上で呑むことで、また味わいの深さも変わってくるでしょう。日本酒には、純米大吟醸などのさまざまな種類があります。種類ごとにどのような違いがあるのか、確かめるというのも日本酒の楽しみ方のひとつです。
岩手県遠野市で店舗運営をしている「有限会社佐々木酒店」では、日本酒に関しても500近くの銘柄をご用意しております。通信販売によって、全国どこからでも購入いただくことが可能です。地域の地酒も取りそろえておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
いつまでもOK?日本酒の賞味期限の有無やオススメの保存方法
食べ物や飲み物には基本的に賞味期限が存在しており、パッケージなどに記載されています。しかし、日本酒に関しては、賞味期限という表示がされていません。それを踏まえて、多くの方が日本酒には賞味期限がないのではと思っていることでしょう。そこで今回は、日本酒の賞味期限の有無やオススメの保存方法についてご紹介いたします。これまで疑問に思っていたという方は、ぜひ参考にしてみてください。
日本酒には賞味期限がない?
日本酒には賞味期限がないと思っている方も多いかもしれませんが、実際のところ、賞味期限はあります。生酒や吟醸酒など、種類によっても若干異なっているのです。具体的には、以下のとおりです。
普通酒や本醸造酒の賞味期限
普通酒や本醸造酒の賞味期限ですが、製造年月日から約1年間です。日本酒の中でももっとも期限までの日数が長いタイプとなります。
純米酒や吟醸酒・生貯蔵酒の賞味期限
純米酒や吟醸酒・生貯蔵酒の賞味期限は、製造年月日から約10ヶ月間です。本醸造酒などに比べると、若干短いというのが特徴です。
常温流通可能な生酒の賞味期限
常温流通可能な生酒の賞味期限は、製造年月日から約8ヶ月間です。ほかの種類の中でも、とくに期限が短いタイプとなります。
いずれの場合も、賞味期限はあくまでも目安となるものです。20度前後の比較的涼しい環境で、未開封の状態での保管を前提として計算されている期限となります。また、賞味期限を過ぎてしまったらもう呑むことができないかといえば、そんなことはありません。保存状態によっても異なりますが、数ヶ月などしばらくの間は呑んでも大丈夫なケースが多いのです。
賞味期限を過ぎている日本酒の特徴
賞味期限を過ぎてしまうと、日本酒には変化が訪れます。どのような変化なのか把握しておくことによって、トラブルを防止する効果にも期待ができるでしょう。賞味期限を過ぎた日本酒に起きる代表的な特徴としては、以下のとおりです。
色に起きる変化
色に関する変化としては、茶色になるという点です。どぶろくやにごり酒の場合は例外となりますが、本来日本酒は透明な状態です。賞味期限を過ぎて劣化が進むことによって、徐々に色が茶色に変化していくのです。日本酒に含まれているアミノ酸と糖によって、発生する変化となります。茶色くなってしまっても身体的な影響はないものの、見た目が明らかに異なることで、驚かれる方も多いでしょう。
香りに起きる変化
賞味期限を過ぎたあとの香りの変化は、酸味のある香りが基準となるでしょう。日本酒の香りは種類によって異なりますが、どれも芳醇で澄んだ香りです。しかし、賞味期限を切れたあとに劣化すると、酸っぱい香りへと変化します。その状態であれば、呑んだとしてもまだ問題ありませんが、明らかな異臭を感じた際には呑むのを控えましょう。
味に起きる変化
味に関しても、経年で変化します。時間の経過とともに熟成が進むため、コクのある深い味わいが増していくことでしょう。ただし、苦味や酸味を感じるようであれば、呑むことは難しい状態となります。無理に呑む必要はありませんので、ご自身の判断でストップすることをオススメします。
賞味期限内においしく味わうための保存方法
日本酒を賞味期限内においしく味わうためには、保存方法がとても重要です。賞味期限をできる限り長引かせる効果にも期待ができるため、入手後の保存方法には気を使うようにしましょう。未開封状態はもちろんのこと、開封後がとても大切です。ポイントとなるのは、以下の3点です。
直射日光
日本酒を保管する際には、直射日光を避けるようにしましょう。紫外線によって日本酒の成分が変化させられてしまうということと、日光臭と呼ばれる独特な匂いがついてしまうためです。短時間で変色をしてしまうというデメリットもありますので、基本的に日陰などの日が当たらない環境がオススメです。
温度
温度の変化に敏感であるというのも、日本酒の特徴です。気温の高い環境で保管してしまうと、老ね香(ひねか)と呼ばれている独特な匂いを発するようになってしまいます。最適な温度は約6度で、最低でも15度以下の環境で保管するようにしましょう。季節による温度の変化にも注意しなければなりません。
空気
日本酒にとって、空気は大敵です。開封後の日本酒をできるだけ早く呑むべきなのは、空気に触れてしまっているためです。酸化などを促進させてしまうため、開封後に関してはできるだけ早急に呑みきってしまいましょう。どうしても保存をするという場合には、乾燥した容器に移し替えて、なるべく空気に触れないようにすることになります。
まとめ
記載こそされていませんが、日本酒にも賞味期限は存在しています。おいしく味わうためには賞味期限内しかありませんので、製造年月日から計算して意識するようにしましょう。また、賞味期限内であっても経年で味などはどうしても劣化してしまいます。ただし、保存方法次第で、その劣化を緩やかにすることが可能です。直射日光に晒すなど、劣化しやすい環境はできるだけ避けることをオススメします。
「有限会社佐々木酒店」では、岩手県遠野市の地酒をはじめ、日本酒などさまざまな種類のお酒を取り扱っております。全国からも通販で購入いただくことが可能なため、お気軽にお求めください。店頭でのご購入ももちろんお待ちしております。
これで間違いなし!日本酒にぴったりなオススメのおつまみを紹介
日本酒はそれ単体でも楽しむことができるものですが、おつまみと組み合わせることによって、さらに味わいが深くなります。おつまみは無限大にありますが、その中で日本酒にぴったりなものはどれなのか気になっている方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、日本酒にぴったりなオススメのおつまみについてご紹介いたします。どれも気軽に手に入るものばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。
日本酒の種類別オススメおつまみ
日本酒にはいくつか種類がありますが、おつまみに関しても、それぞれ相性があります。日本酒の種類別のオススメおつまみは、以下のとおりです。
薫酒(大吟醸酒、吟醸酒)
まずは薫酒(くんしゅ)と呼ばれるタイプの日本酒です。このタイプに合うおつまみは、白身魚を使ったお刺身やカルパッチョ、山菜の天ぷらや生春巻きなどがオススメです。爽やかな味わいとフルーティな香りが特徴的な日本酒ですので、素材を活かして味付けがあっさりした料理と合います。
爽酒(普通酒、本醸造酒、生酒)
爽酒(そうしゅ)は、淡麗辛口で清涼感が特徴的な日本酒ですので、おつまみとしては比較的どんなものとでも相性がよく、味の濃いような料理にもぴったりです。グラタンやカニ玉、冷奴や茶碗蒸しなどがオススメです。
熟酒(長期熟成酒、古酒)
味わいも香りも濃厚かつ重厚な熟酒(じゅくしゅ)ですので、おつまみとしては、癖の強いものや濃い甘みのあるものがオススメです。カレーやうなぎの蒲焼き、豚の角煮やフォアグラなどに合います。
醇酒(純米酒)
醇酒(じゅんしゅ)は、お米本来の甘みを感じさせるという特徴がある日本酒ですので、味付けのしっかりとしたものに合います。魚の煮付けや酒盗、すき焼きなどが挙げられます。また、クリームシチューなどのホワイトクリームなどの洋風料理とも相性抜群です。
日本酒との相性抜群な定番おつまみ
日本酒の種類に関わらず、定番のおつまみもいくつか存在しています。そこまで強いこだわりはないけれど、相性がいいおつまみと日本酒を楽しみたいという方にオススメです。
板わさ
板わさというのは、いわゆるかまぼこのお刺身です。カットしたかまぼこに醤油とわさびを添えて味わいます。かまぼこ特有の風味と鮮烈なわさびの辛味が、日本酒と非常にマッチします。和食店や蕎麦屋などでメニューとして用意されていることが多いのですが、ご自宅でも簡単に用意できるでしょう。
豆腐
豆腐も、日本酒との相性がいいおつまみです。豆腐そのものには大豆の味わいがあり、醤油や鰹節など添えるもの次第で味を変化させるため、バリエーション豊富です。多く含まれているタンパク質に肝機能を正常に保つ働きがあるため、健康面にもプラスに働きます。
チーズ
チーズといえばワインとの相性がいいことで知られていますが、日本酒との相性もいいのです。クリームチーズのように素朴な味わいのチーズに関しては、そのまま食べるといいでしょう。塩辛などの料理と組み合わせても相性はいいです。
塩辛
イカなどの魚介類やはらわたを塩漬けにした塩辛も、日本酒と合う料理です。独特な香りのため苦手とする方も多いかもしれませんが、日本酒と組み合わせると臭みがなくなるため、味わいにだけ集中することが可能となります。
意外と日本酒に合う変わったおつまみ
これまでご紹介したおつまみは一般的に知られているものが多いのですが、そのほかにも意外と合うおつまみもいくつか存在します。その中でもとくにオススメなのが、「チョコレート」です。チョコレートといえば、ワインやウィスキーとの相性がいいことで有名です。
日本酒の種類の中には、ワインのような酸味があるものや、ウィスキーのような熟成された味わいをもつものがあります。つまり、ワインやウィスキーに似ている日本酒であれば、チョコレートと相性がよくないわけがないのです。
日本酒と相性がいいチョコレート
日本酒とチョコレートにはそれぞれ多くの種類がありますが、たとえば辛口の日本酒であれば、苦味の強いカカオの含有量が多めのチョコがオススメです。辛口のスッキリとした味わいとカカオの苦味が、相乗効果を発揮します。仮に甘みの強いチョコレートと合わせた場合には、ちぐはぐな印象を受けてしまうでしょう。
生酛造りの純米酒のように甘みと酸味のバランスがいい日本酒の場合には、甘みの強いチョコレートでもマッチします。
まとめ
定番のものからちょっと変わったものまで、日本酒にぴったりなおつまみはいくつも存在しています。今回ご紹介した内容を参考に、まずは気になったものから実際に試してみるといいでしょう。その中でもご自身にとって、一番合う組み合わせが見つかるかもしれません。
「有限会社佐々木酒店」は、岩手県遠野市に店舗をもつ酒店です。地元の方から観光の方まで多くの方に日本酒をはじめとするお酒を楽しんでもらえるよう、多種多様なお酒を販売しております。電話などでの通販でも購入いただけますので、全国どこからでもお気軽にご注文ください。
地酒とは何か?日本酒との違いや地域ごとの特徴をわかりやすく解説
お酒が好きな方のなかには、地酒について興味があるという方も多いでしょう。地酒は日本酒の一種で、ご当地で生まれたお酒を表します。昭和末期に地酒の認知度が高まったことから、そこまで歴史は深くありません。しかし、地域ごとの味の違いがあり、さまざまな楽しみ方が可能です。
今回は、地酒を知りたい方のために、その基本的な定義をまとめました。基礎知識を備えれば、お酒を本格的に学ぶきっかけになります。
地酒とは?
地酒とは、ご当地生まれのお酒の一種です。この概念は、昭和末期に注目を受けはじめました。ここでは歴史的背景も踏まえながら、地酒の基本的な定義を解説します。
ご当地で生まれたお酒
地酒は、特定の地域で生まれたお酒の総称です。日本のどこかで生まれたお酒は、基本的に地酒と考えてよいでしょう。地酒は地域によって、生産方法や味が異なります。生産地の背景を知りながら飲むと、深い味わいを楽しめるのです。
正確には大手メーカーの日本酒は、地酒という呼称を使いません。伝統的な日本酒生産地である兵庫県灘や京都府伏見で作られたお酒も、地酒と表現されないことがあります。大手の介入を受けず、伝統的でない地域で作られたものを、地酒と呼ぶことが多いようです。
このように細かい条件はありますが、基本的に特定地域で作られた日本酒は、地酒と考えてかまいません。
地酒は日本酒の一種である
地酒は、日本酒の一種です。まず日本酒は、日本で作られたお酒全般を意味します。地酒は日本酒のなかでも、特定地域で作られたお酒という意味です。言葉の意味する範囲は、地酒の方がせまいといえます。
世の中では、日本酒自体にさまざまな呼称があります。純米酒や純米吟醸酒、大吟醸酒などと表現されています。しかしこうしたものも、広い意味での地酒とされます。地酒の定義はあいまいにも感じられますが、基本的には地域密着で生まれたお酒の総称と考えてください。
昭和末期に地酒への注目がはじまった
地酒は、昭和末期から注目を受けるようになりました。江戸時代は灘や伏見がメインの生産地で、そこから全国に出回っていたのです。それ以外の地域で作られたものが、地酒になりました。
昭和末期には新潟県産を中心に、地酒ブームがはじまっています。ブランドによっては幻の名酒と呼ばれ、高値取引を受ける例もあったほどです。このようなブームが、地酒の市民権につながっています。
このように地酒の歴史は、そこまで深くありません。しかし、地域とともに育ってきた事実があります。地酒は生産地の歴史を学びながら飲むと、深い味わいを感じられるでしょう。
地域ごとの地酒の特徴を知ろう
地酒は日本全国で生産されており、それぞれ特徴が異なります。たとえば甘口か辛口かという基本的な部分も、作られた場所によって違うのです。ここでは、地域ごとに異なる地酒の特徴を解説します。
甘口または辛口が多い地域がある
地酒には甘口や辛口など、さまざまな味があります。生産地域によって、傾向がわかれるのが特徴です。その地域における環境が、地酒の生産に影響を与えているのでしょう。こだわりの味があるなら、地域ごとのお酒の傾向を見極めてください。
たとえば東北地方では、秋田県や山形県、宮城県などの地酒が淡麗で辛口とされます。一方で岩手県になると、濃醇で甘口な地酒が目立つ形です。このように、同じ地域でも、環境や味の違いがわかれる点に気をつけましょう。甘口か辛口かを中心に、地域ごとの味に関する事情を確かめてください。
同じ地域の名産品と好相性の可能性
食事やおつまみを地酒として楽しむなら、同じ生産地の名産品を合わせましょう。同じ地域の名産品は、そこで作られた地酒と好相性の可能性があるからです。名産品を食べながら地酒を飲むことで、粋な時間を楽しめます。
たとえば新潟県の名産品には、のどぐろ、南蛮えび、いももちなどがあります。これらを新潟県産の地酒とともに楽しんでみましょう。それぞれを単体で味わう場合とは、違った感触を楽しめます。このように、お酒は料理やおつまみとの相性次第で、印象が変わるのです。
地酒を楽しむなら酒蔵訪問もオススメ
地酒を本格的に楽しむなら、酒蔵を訪れてみませんか。酒蔵ではお酒の製造にまつわる伝統や、働く方の信念を学べます。お酒を造る現場に直接触れることで、一杯の重みを感じられるのです。
地酒によっては、地元だけで売っている銘柄もあります。さまざまなお酒を味わいたいと思ったら、地域密着型のお酒にも触れてみましょう。このようにアクティブな活動によって、お酒に関するさまざまなことを学べます。
まとめ
地酒はお酒の一種で、特定地域で生産されたものを指します。その地域の環境に影響されて味が決まるのも特徴です。同じ地域で生まれた名産品とともにいただくと、深い味わいを望めます。時間があれば酒蔵に向かい、お酒の作り方や歴史的背景を学んでみませんか。このように地酒にはさまざまな楽しみ方があるのです。
「有限会社佐々木酒店」では、岩手県遠野市の地酒を販売しています。この地域を代表する山が、六角牛山です。遠野市の地酒は六角形山のきれいな空気とともに作られたので、深い味わいが特徴です。気になる方はぜひご注文ください。
地酒のオススメはどんなもの?選び方とともにわかりやすく解説
おいしい地酒を手に入れるには、選び方やオススメの事例を知るのがオススメです。地酒にもさまざまな種類があり、銘柄によって味が異なるからです。とくに食事やおつまみと合わせて飲む場合は、銘柄を慎重に決めてください。
今回はいちばんおいしい地酒をお探しの方のため、その選び方とオススメを紹介します。これを読めば地酒の見わけ方と、おいしい種類を見つけるヒントを得られるでしょう。
オススメの地酒の選び方3つ
まずは地酒の選び方を紹介します。基準としては、甘口と辛口といった味、日本酒としての種類などがポイントです。飲み方に合わせて銘柄を決めてもよいといえます。ここでは、地酒を選ぶ基準を3つにまとめました。
甘口か辛口か
地酒を選ぶには、基本の味が重要です。大きくわけて甘口と辛口になります。これは、日本酒度の数値で判別可能です。プラスの数値が高ければ辛口、マイナスが高ければ甘口になります。
ほかにもアミノ酸の含有量によって、日本酒の味が異なる点に注目です。酸度が高いほど辛口になります。以上から飲みやすいお酒を選ぶなら、日本酒度のマイナス数値が大きく、酸度が低いものに注目してみませんか。このように、味の好みに応じて、地酒の商品情報を確かめてください。
日本酒としての種類を絞る
日本酒としての種類を絞ることも大切です。吟醸酒や純米酒、本醸造酒などがあります。種類によって作り方や味が異なるので、大まかな特徴を踏まえてください。
たとえば吟醸酒は、華やかな香りがポイントです。純米酒なら米のおいしさを引き出しており、クセのない甘みを楽しめます。味にこだわるなら、まず日本酒のカテゴリーをひとつに絞ったほうが、選びやすいでしょう。
銘柄は飲み方に合わせて決める
日本酒は飲み方に合わせて、銘柄を決めましょう。種類によって冷酒や燗酒など、効果的な飲み方が違うからです。冷酒がいちばんおいしい地酒もありますし、燗酒の方が楽しみやすいタイプもあります。
たとえばキレのある味わいを楽しむなら、冷酒がオススメです。甘みを引き立たせたいなら、燗酒が推奨されます。人によっては、好きな飲み方にこだわる方もいるでしょう。飲むときのスタイルに合わせることで、理想の地酒を見つけられるかもしれません。
オススメの地酒の例を紹介
オススメの地酒として、純米大吟醸酒、桃色にごり酒、大吟醸種の3種類を紹介します。それぞれ特徴が違うので、比較検討を進めてください。オススメの地酒のポイントを、種類ごとにまとめました。
純米大吟醸酒
純米大吟醸酒のポイントは、華やかな香りと、スッキリした風味です。食前酒や食後酒としてじっくり味わえば、口元がさわやかになるでしょう。クセのないお酒を楽しむ意味でも、純米大吟醸酒は選択肢になります。
飲み方としては、冷酒が理想です。冷やしすぎない温度によって、ちょうどよい口当たりを期待できます。香りをじっくり感じるうえでも効果的です。上品な香りで、落ち着いて味わえるのがメリットといえます。
このように純米大吟醸酒は、地酒の入門としてもオススメです。個人で飲むだけでなく、宴会に使うときでも、クセの少ない純米大吟醸酒が合う可能性があります。
桃色にごり酒
桃色にごり酒は、果実系の香りが好きな方にオススメです。イチゴやさくらんぼのような新鮮な香りを期待できます。果実特有の酸味をおいしく感じられるでしょう。フルーティなテイストによって、お酒が苦手な方でも楽しめるかもしれません。
たとえばトマトソースのある洋食や、季節の天ぷらなどと飲むのがオススメです。ピンク色の見た目も華やかで、おしゃれ志向のある方には選びやすいといえます。SNS用の写真でも映えるでしょう。おしゃれな見た目と、親しみやすい味わいのバランスが、桃色にごり酒の特徴です。
大吟醸酒
大吟醸酒は、スッキリとした味わいを楽しめます。シンプルな味で飲みやすいタイプを求める方にオススメです。純米大吟醸酒より味がわかりやすいタイプも想定されます。初めて地酒を楽しむなら、大吟醸酒も選択肢です。
たとえば冷酒として飲めば、香りを引き立てられるでしょう。料理としては、カルパッチョのような素材を活かしたタイプが合います。このように、食事やおつまみを意識しながら、銘柄を決めるのがオススメです。食べ物との相性次第で、大吟醸酒をさらにおいしく飲めます。
まとめ
地酒を求めるなら、選定のポイントを踏まえてください。甘口や辛口のような味のタイプだけでなく、日本酒としての種類、飲み方などから決めましょう。
食事で合わせる食べ物を意識して選ぶ方法もあります。たとえば大吟醸酒はスッキリした味わいで、カルパッチョのような素材を活かした料理と好相性です。このように、飲むときのシチュエーションを意識すると、理想の地酒を見つけられます。
「有限会社佐々木酒店」では、岩手県遠野市の地酒をオンラインでお求めいただけます。自然豊かな環境で育てられた地酒なので、味わい深いタイプがほしい方にオススメです。気になる方はぜひアクセスして、さまざまな種類のラインナップをご覧ください。
大手のビールとは違う!地ビールの特徴や人気の理由とは?詳しく解説
ビールといえば、大手企業が長年販売している有名なものが複数存在しています。しかし、近年では「地ビール」も人気を集めているのです。存在自体は知っている方も多いかと思いますが、どういったものなのかなど詳しいことはわからないという方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、地ビールの特徴や人気の理由、購入方法などについてご紹介いたします。
地ビールの特徴
地ビールというのは、全国的に販売されている大手メーカーによるビールとは差別化された新たなビールという位置づけになっています。主な特徴としては、「地域に根づいたもの」という点が挙げられます。地域ごとにオリジナリティあふれるビールであるという印象をおもちの方も多いことでしょう。
何をもって地ビールというのかという定義付けに関しては、「全国地ビール醸造者協議会」によって以下の3つが定められています。
大量生産されているビールとは異なる独立した造りである
地ビールの定義として、まずは「大量生産されているビールとは異なる独立した造りである」が挙げられます。大手メーカーは徹底した品質管理の下、全国的に販売されているビールを製造しています。それとは一線を画す、独自の造りによって生み出されているビールでなければなりません。
一度に仕込む量が20キロリットル以下である
2つ目の定義は「一度に仕込む量が20キロリットル以下である」ということです。大手メーカーのビールは大量生産されているため、一度に製造されるビールの量は20キロリットルを優に超えるでしょう。地ビールはあくまでも製造者であるブルワーの目の届く範囲で、小規模での製造である必要があるのです。
地域に根づいていて伝統的あるいは個性にあふれている
地ビールという名称ですので、地域に根づいていることは必須です。同時にその地においては伝統的であり、全国的に見ても個性あふれる仕上がりになっているビールが3つ目の定義となります。
地ビールが人気の理由
地ビールは根強い人気を誇っていますが、どのような点が魅力的であるのか気になる方も多いでしょう。人気の理由として挙げられるのは、以下となります。
種類の豊富さ
人気の理由としてまず挙げられるのは、種類の豊富さです。日本国内において、地ビールの醸造所は200を超えるほど存在しています。それだけの醸造所で多種多様な地ビールが製造されているため、非常に多くの種類を楽しむことができるのです。好みの味をいつまでも楽しむのもいいですが、毎回違った味を嗜むことができることは、地ビールならではといえます。
どこでも手に入るわけではない
地ビールは基本的にその地域で販売されているため、どこでも手に入るわけではありません。一見するとデメリットのように感じてしまいますが、その希少性がかえって価値を高めることになり、人気につながっているのです。ただし、近年ではネット販売や通販もあるため、利便性は高まっています。
飲みやすさ
地ビールは、飲みやすいという点も人気の理由のひとつとして挙げられます。喉越しが決め手となるビールですが、その苦味を得意としない方も少なからず存在するでしょう。しかし、地ビールの中にはフルーティさなどを強く感じられる種類も多く、女性の方にも飲みやすいと評判です。
地ビールの購入方法
種類が豊富で希少性の高い地ビールの購入方法としては、以下の3通りが基本となります。
現地で購入する
もっとも確実な方法としては、現地での購入が挙げられます。お土産コーナーなど、観光客が気軽に購入できるようにラインナップされていることが多いです。ただし、現地まで足を運ばなければいけないということがデメリットに感じる方もいるかもしれません。旅行などのついでであれば、手間もかからないため、オススメです。
ネット経由で購入する
ネットが普及したことにより、通販やネット経由での購入も一般的となっています。全国の地ビールが自宅にいながら購入できるというのは、非常に大きなメリットでしょう。どんな地ビールがあるのか、ご自身のペースで確認した上で購入可能です。
催事場などで購入する
百貨店などで開催される、特定の地域の物産展のような、催事場での購入というのもオススメの購入方法となります。近場で現地購入できるというのは、ネットなどでの購入とはまた異なる楽しみにもなるでしょう。
まとめ
地ビールは3つの定義によって決められているもので、大手が販売するビールとは、似て非なるものとなっています。地域に根づいた特徴的な種類のものが多いため、それらの違いを楽しむという方が多いです。数え切れないほどの種類があり、希少性も高いので、味わいの違いを実際に感じてみるといいでしょう。
「有限会社佐々木酒店」は、岩手県遠野市大工町に店舗を構える酒店です。地元の方はもちろん、通信販売を行っているため、全国からの注文も可能となっています。遠野の地ビールもご用意しておりますので、一度味わってみてください。ご注文やお問い合わせをお待ちしております。
山ぶどうワインを知っていますか?魅力と特徴を詳しくご紹介します
お家での寛ぎの時間や外食のときに、ワインを嗜む方は多くいます。赤ワイン、白ワイン、スパークリングワインがメジャーなものですが、「山ぶどうワイン」をご存じの方はどれくらいいるでしょうか。
この記事では、特徴的な味わいの山ぶどうワインについてご紹介します。産地の関係で入手しにくい場合もあり、ワイン好きでも飲んだことがないという方もいるかもしれません。山ぶどうワインの魅力について知っていただき、ぜひ一度飲んでみてください。
- 山ぶどうとは
普段の生活ではなじみのない山ぶどうですが、「古事記」にも登場する、日本に古くからあるぶどうです。元々は北海道から本州、四国の山間部に自生していました。その栄養価は高く、ツキノワグマやヒグマは山ぶどうを食べて冬眠に入るといわれています。ここでは、その特徴を見ていきましょう。
- 特徴と味
山ぶどうの実は、種なしぶどう「デラウエア」と同じくらいの小ぶりな大きさです。中には大きな種が3,4個入っているため、1粒からわずかな果汁しかとれません。色は濃く、黒に近い紫色をしています。甘みもありますが、酸味と渋味が強いので生食には向かず、ワインやジャム、ジュースなどに加工されているものが大半です。
- 栄養価
山ぶどうはその栄養価の高さから、滋養強壮や疲労回復、妊婦の栄養補給や薬の代わりなどに古くから使われてきました。アントシアニン・ビタミンC・鉄分・カルシウム:カリウム・食物繊維など、栄養素が多く含まれています。とりわけポリフェノールが多く含まれており、普通のぶどうの約8倍といわれています。ポリフェノールは皮の色が濃いほど多く含まれるため、濃い色の山ぶどうに多く含まれているのは納得できる事実です。
- 栽培
元々自生していた山ぶどうですが、木に雌雄があるため自家受粉できず、栽培では実をつけさせることが難しいという特徴があります。そこで品種改良を重ね、結実しやすいワイン用の交配種が生み出され、現在は栽培されることも増えました。岩手県をはじめとする東北地方や長野県などの冷涼な地域が、主な産地です。
- 山ぶどうワインの魅力
山ぶどうは、栽培が可能になったとはいえ、普通のぶどうほど収穫できるわけでありません。果汁を集めるには多くの山ぶどうが必要となるため、山ぶどうワインは生産者の努力の結晶といえます。ここでは、そんな山ぶどうワインの魅力について解説します。
フルボディのパワフルさ
酸味と渋味が強い山ぶどうから作られるワインは、味わいもパワフルです。赤ワインのボリュームは「ライトボディ」「ミディアムボディ」「フルボディ」と表現されますが、これを決めるのはポリフェノールのうちのひとつ、タンニンといわれています。ポリフェノールが多く含まれる山ぶどうワインは、酸味や渋味が強く、深みのある濃厚な味わいのものが多いため、フルボディのワインに分類されます。
また、赤ワインと同様で肉料理にとてもよく合い、中でも、脂のしっかりとした濃厚な味わいの牛肉や、野性的な味わいのあるジビエがぴったりです。こってりとしたソースと合わせた料理や、肉の味を存分に味わうステーキなどもいいでしょう。山ぶどうワインに多く含まれるタンニンが、肉のうまみや甘みを引き出し、脂と中和して口の中をさっぱりさせてくれます。
豊富なタンニン
山ぶどうワインに多く含まれるポリフェノールのひとつである「タンニン」は、熟成させることで、苦味から渋味へ変わるといわれています。苦味と渋味は同じようなイメージをもつ言葉ですが、苦味は「味覚のひとつ」、渋味は「味覚」と、感覚や刺激ともいえる「触覚」が合わさって生じるとされています。苦味が渋味に変わることで、より複雑な奥行きをもった味わいとなるといえるでしょう。
抗酸化作用をもつタンニンは、コレステロールの酸化や動脈硬化を防ぐなど、生活習慣病の予防にも役立ちます。また、ワイン自体の酸化も防ぐため、多く含むほど長期間の熟成が可能です。ワインの鮮やかな赤色も、タンニンに由来するものです。タンニンはワインのほかにも、緑茶や紅茶、コーヒーなどにも含まれています。
ワイナリーによって異なる味わい
山ぶどうの産地では、数々のワイナリーが山ぶどうワインを作っています。酸味と渋味を存分に活かしたどっしりとした味わいのものや、熟成させてまろやかにしたもの、フルーティな味わいに仕上げたものなど、ワイナリーによって味わいは異なります。特徴的な味の山ぶどうを、それぞれのワイナリーがどんな風にワインに仕立てるのか、飲み比べてみるのも楽しみのひとつとなるでしょう。
まとめ
山ぶどうワインは、ほかのワインほど身近なものではありません。パワフルでインパクトのある濃厚な味わいをもつため、フルボディの赤ワインが好きな方にはぜひ挑戦していただきたいワインです。また、栄養価も高く、健康が気になる方にもオススメです。味わいの異なる各ワイナリーの山ぶどうワインを楽しむことで、新たなワインの楽しみ方が発見できるかもしれません。
「有限会社佐々木酒店」では、遠野産の自慢の山ぶどうワインを取り扱っております。遠野の豊かな自然の中で育った、岩手県オリジナルの山ぶどう品種「涼実紫(すずみむらさき)」を使った商品です。その奥深い味わいを、ぜひ一度楽しんでみてください。
岩手県遠野市の地酒の特徴は?代表的な銘柄も詳しくご紹介!
岩手県遠野市の地酒は、仕込み水からこだわっています。厳しい寒さを味方にした醸造過程により、上質な味わいが特徴です。おいしいお酒をお求めの方には、自信をもってご提供できます。
今回は、岩手県遠野市の地酒に興味がある方のため、その特徴や代表的銘柄をまとめました。これを読めば、ご当地で生まれたお酒の魅力がわかるでしょう。
岩手県遠野市の地酒の特徴
岩手県遠野市の地酒には、さまざまな特徴があります。仕込み水は地元の名山から流れる伏流水です。厳しい寒さを味方につけた製造過程にも注目してください。地元ならではの伝統的なお酒の作り方も継承しています。ここでは、遠野市の地酒の特徴を3つにまとめました。
仕込み水は六角牛山ふもとの伏流水
遠野市の地酒における最初の特徴は、仕込み水です。こちらには六角牛山ふもとから流れる伏流水を使っています。
仕込み水は日本酒の製造過程で用いる水で、日本酒をおいしくするうえで欠かせません。原酒のアルコール濃度を薄めるために使う水もありますが、それ以外の目的で使う水は、仕込み水とされます。
山のふもとから流れる水は清らかです。これを使った結果、雑味のない日本酒を作れます。このようなお酒は、多くの方にとって飲みやすいでしょう。
厳しい寒さが長期低温醸造の味方になる
岩手県特有の寒さが、日本酒醸造の味方になります。東北地方は冬季になると、基本的に寒さが厳しくなります。雪が積もる日も想定されるほどです。しかしこの寒さが、結果としておいしいお酒を造る要因にもなります。
実は厳しい冷え込みによって、低温醸造の寒造りをしやすいのです。岩手県遠野市では地酒だけでなく、地ビールも寒さを味方にしながら作っています。厳しい環境があるからこそ、おいしいお酒ができることもあるのです。
日本三大杜氏の「南部杜氏」の伝統を継承
岩手県遠野市では、日本三大杜氏である南部杜氏の伝統に基づいた地酒が生まれています。杜氏とは、酒づくり全体の責任者です。南部杜氏は岩手県拠点の杜氏が集まったグループで、日本酒業界では有名になっています。
歴史的な杜氏集団の技術が継承されていると聞けば、信頼性を高く評価できるでしょう。遠野市からも南部杜氏の技術が盛り込まれた銘柄が、次々とヒットしています。南部杜氏が作った歴史を考えながら、地酒を深く味わってみましょう。
岩手県遠野市の地酒の代表例は?
岩手県遠野市の地酒としては、清酒イーハトーブシリーズがオススメです。ほかにも遠野小町や遠野夢街道もおいしくいただけます。ここでは遠野市生まれの地酒として、3種類の代表例をまとめました。
清酒イーハトーブシリーズ
清酒とは米や水などを原料として、発酵を受けたお酒の総称です。イーハトーブとは作家である宮沢賢治氏の造語で、彼の故郷である岩手県をモチーフにした理想郷を指します。それをイメージしたお酒が、清酒イーハトーブシリーズです。
清酒イーハトーブシリーズにも、さまざまな種類があります。『銀河鉄道の夜』 や『風の又三郎』など、宮沢氏の文学作品をモチーフにしたお酒が特徴です。文学の世界をイメージしながら飲むと、新しい楽しみ方を得られるでしょう。清酒イーハトーブシリーズなら、文学作品の世界に浸りつつ、地酒をじっくりと楽しめます。
遠野小町シリーズ
遠野小町は、岩手県遠野市の地酒として、最近注目を受けています。2020年のIWCインターナショナル・ワイン・チャレンジトロフィー賞受賞商品に使った技術をベースに、開発を受けました。全6種類あり、すべてを1本ずつそろえたギフト商品も見られます。
同じ遠野小町でも、商品によって特徴が異なることに注目です。発泡感と甘さを両立させたスパークリングタイプもあれば、新鮮な絞りたての生酒も見られます。銘柄を絞ったら、細かい味の違いを比べてみましょう。そこから理想の種類がわかります。
遠野夢街道
遠野夢街道は「オールいわて」がコンセプトです。南部杜氏の技術を受け継いでいるだけではありません。米や仕込み水、酵母、麹などをすべて岩手県産で取りそろえています。材料や作業場所をひとつにまとめることで、良質なものを作れるという考え方があるのです。
遠野夢街道は、スッキリした味わいと華やかさを両立させています。ただしクセが強すぎないように作られた印象です。お酒の経験が少ない方でも飲みやすいといえます。遠野夢街道は岩手県密着の銘柄なので、地酒の真髄を味わいたい方にオススメです。
まとめ
岩手県遠野市からは、さまざまな地酒が作られています。清酒イーハトーブや遠野小町など、上質の味わいを楽しめるラインナップです。仕込み水は山のふもとから流れる天然水を使っているため、スッキリした味わいを楽しめるでしょう。
このように岩手県産の地酒は、自然を味方につけた醸造によって、口当たりのよさを望めます。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
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