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いつまでもOK?日本酒の賞味期限の有無やオススメの保存方法

9日本酒保存方法

食べ物や飲み物には基本的に賞味期限が存在しており、パッケージなどに記載されています。しかし、日本酒に関しては、賞味期限という表示がされていません。それを踏まえて、多くの方が日本酒には賞味期限がないのではと思っていることでしょう。そこで今回は、日本酒の賞味期限の有無やオススメの保存方法についてご紹介いたします。これまで疑問に思っていたという方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

日本酒には賞味期限がない?

日本酒には賞味期限がないと思っている方も多いかもしれませんが、実際のところ、賞味期限はあります。生酒や吟醸酒など、種類によっても若干異なっているのです。具体的には、以下のとおりです。

 

普通酒や本醸造酒の賞味期限

普通酒や本醸造酒の賞味期限ですが、製造年月日から約1年間です。日本酒の中でももっとも期限までの日数が長いタイプとなります。

 

純米酒や吟醸酒・生貯蔵酒の賞味期限

純米酒や吟醸酒・生貯蔵酒の賞味期限は、製造年月日から約10ヶ月間です。本醸造酒などに比べると、若干短いというのが特徴です。

 

常温流通可能な生酒の賞味期限

常温流通可能な生酒の賞味期限は、製造年月日から約8ヶ月間です。ほかの種類の中でも、とくに期限が短いタイプとなります。

 

いずれの場合も、賞味期限はあくまでも目安となるものです。20度前後の比較的涼しい環境で、未開封の状態での保管を前提として計算されている期限となります。また、賞味期限を過ぎてしまったらもう呑むことができないかといえば、そんなことはありません。保存状態によっても異なりますが、数ヶ月などしばらくの間は呑んでも大丈夫なケースが多いのです。

 

賞味期限を過ぎている日本酒の特徴

賞味期限を過ぎてしまうと、日本酒には変化が訪れます。どのような変化なのか把握しておくことによって、トラブルを防止する効果にも期待ができるでしょう。賞味期限を過ぎた日本酒に起きる代表的な特徴としては、以下のとおりです。

 

色に起きる変化

色に関する変化としては、茶色になるという点です。どぶろくやにごり酒の場合は例外となりますが、本来日本酒は透明な状態です。賞味期限を過ぎて劣化が進むことによって、徐々に色が茶色に変化していくのです。日本酒に含まれているアミノ酸と糖によって、発生する変化となります。茶色くなってしまっても身体的な影響はないものの、見た目が明らかに異なることで、驚かれる方も多いでしょう。

 

香りに起きる変化

賞味期限を過ぎたあとの香りの変化は、酸味のある香りが基準となるでしょう。日本酒の香りは種類によって異なりますが、どれも芳醇で澄んだ香りです。しかし、賞味期限を切れたあとに劣化すると、酸っぱい香りへと変化します。その状態であれば、呑んだとしてもまだ問題ありませんが、明らかな異臭を感じた際には呑むのを控えましょう。

 

味に起きる変化

味に関しても、経年で変化します。時間の経過とともに熟成が進むため、コクのある深い味わいが増していくことでしょう。ただし、苦味や酸味を感じるようであれば、呑むことは難しい状態となります。無理に呑む必要はありませんので、ご自身の判断でストップすることをオススメします。

 

賞味期限内においしく味わうための保存方法

日本酒を賞味期限内においしく味わうためには、保存方法がとても重要です。賞味期限をできる限り長引かせる効果にも期待ができるため、入手後の保存方法には気を使うようにしましょう。未開封状態はもちろんのこと、開封後がとても大切です。ポイントとなるのは、以下の3点です。

 

直射日光

日本酒を保管する際には、直射日光を避けるようにしましょう。紫外線によって日本酒の成分が変化させられてしまうということと、日光臭と呼ばれる独特な匂いがついてしまうためです。短時間で変色をしてしまうというデメリットもありますので、基本的に日陰などの日が当たらない環境がオススメです。

 

温度

温度の変化に敏感であるというのも、日本酒の特徴です。気温の高い環境で保管してしまうと、老ね香(ひねか)と呼ばれている独特な匂いを発するようになってしまいます。最適な温度は約6度で、最低でも15度以下の環境で保管するようにしましょう。季節による温度の変化にも注意しなければなりません。

 

空気

日本酒にとって、空気は大敵です。開封後の日本酒をできるだけ早く呑むべきなのは、空気に触れてしまっているためです。酸化などを促進させてしまうため、開封後に関してはできるだけ早急に呑みきってしまいましょう。どうしても保存をするという場合には、乾燥した容器に移し替えて、なるべく空気に触れないようにすることになります。

 

まとめ

記載こそされていませんが、日本酒にも賞味期限は存在しています。おいしく味わうためには賞味期限内しかありませんので、製造年月日から計算して意識するようにしましょう。また、賞味期限内であっても経年で味などはどうしても劣化してしまいます。ただし、保存方法次第で、その劣化を緩やかにすることが可能です。直射日光に晒すなど、劣化しやすい環境はできるだけ避けることをオススメします。

 

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